CSS2 システムカラー - 2003年12月14日の雑記

CSS2 システムカラー
実際の色システムカラーの名前説明
ウィンドウ・デスクトップ
WindowText ウィンドウの文字色
Window ウィンドウの背景色
WindowFrame ウィンドウ枠の色
AppWorkspace MDI アプリケーションの背景色
Background デスクトップの背景色
タイトルバー
CaptionText アクティブタイトルバーの文字色
ActiveCaption アクティブタイトルバーの背景色
ActiveBorder アクティブタイトルバー枠の色
InactiveCaptionText 非アクティブタイトルバーの文字色
InactiveCaption 非アクティブタイトルバーの背景色
InactiveBorder 非アクティブタイトルバー枠の色
メニュー
MenuText メニューの文字色
GrayText 選択できないメニューの文字色
Menu メニューの背景色
選択部
HighlightText 選択された部分の文字色
Highlight 選択された部分の背景色
ツールチップ
InfoText ツールチップの文字色
InfoBackground ツールチップの背景色
スクロールバー
CaptionText スクロールバーの矢印部分の色
Scrollbar スクロールバーの色
立体要素
ButtonText 立体の文字色
ButtonFace 立体の表面の色
ThreeDFace
ButtonHighlight 立体の最も明るい色
ThreeDHighlight
ThreeDLightShadow 立体の明るい影の色
ButtonShadow 立体の影の色
ThreeDShadow
ThreeDDarkShadow 立体の暗い影の色

CSS218.2 User preferences for colors より作成(分類は筆者による)。「実際の色」が実際にどのような色になるかはデスクトップ環境に依存する。以下にいくつかの例を示す。

システムカラーの名前 VineLinux 2.6r1 上の GNOME 1.4、テーマに BeCool を使用した時の Opera 7.23 のシステムカラー表示 VineLinux 2.6r1 上の GNOME 1.4、テーマに BeCool を使用した時の Mozilla 1.2 のシステムカラー表示 Windows 2000 、テーマに Windows クラシック を使用した時の MozillaFirebird 0.7 のシステムカラー表示 一番左はシステムカラーの名前、続く3つの色の帯は一番左が「VineLinux 2.6r1 上の GNOME 1.4、テーマに BeCool を使用した時の Opera 7.23」、真ん中が「VineLinux 2.6r1 上の GNOME 1.4、テーマに BeCool を使用した時の Mozilla 1.2」である。一番右には「Windows 2000 でテーマに Windows クラシック を使用した時の MozillaFirebird 0.7」を参考として示した。

GNOME 上での Opera の表示を見ると、Caption 関係の色がすべて同色なのにまず気づく。例えば見出し部分において背景色を ActiveCaption、文字色を CaptionText にした場合、文字が全く読めない状態になってしまう(それは先日までの「ぽあぞんでずゅー」‥‥)。また、 ButtonShadowThreeDShadow よりも ThreeDDarkShadow の方が明るいのも、気になるところである。そして、これが一番肝心な事だがテーマを変更しても配色が全く変わらない。おそらく内部に固定されたカラーテーブルを持っているんだと思うが、これでは「システムカラー」とは言えない。

一方、GNOME 上での Mozilla の表示では、境界線領域に使われる WindowFrameActiveBorderInactiveBorder がそれぞれの背景色である WindowActiveCaptionInactiveCaption と同色になっている。したがってこれらの組み合わせでは枠線が見えないことになる。その他はおかしいところは見られない。テーマを変えると配色も変わる(Mozilla の再起動が必要)。ちなみに、ハイライトが「ハイライトされていない」ように見えるのは BeCool の仕様である(ぉ。


もりば <rinrin@funifuni.net>

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